どうも!“しとらす”と“ろーず”です。
最後の万博に、私たち夫婦と夫の両親・兄弟、そして2歳の娘を加えた 家族7人 で行ってきました。
この日の来場者数はなんと23万人。これまでで一番混雑していた日を、子連れでどう過ごせたのかをレポートします。
西ゲート9時入場
朝の雷雨と満員バス
前回の万博参戦は大雨スタートだったので、今度こそ良い天気を願っていました。
前日の天気予報では「朝までに雨が上がる」となっていたのですが、桜島へ向かう車の道中はまさかの激しい雷雨。
なんとか予定通りにホテル駐車場へ到着。
幸い、準備をしてバス乗り場へ歩き出す頃には小雨になっていました。
(お昼頃にまた通り雨に遭うのですが、大屋根リング下でやり過ごせました。)
入場は今回も西ゲートからを選び、8時台のシャトルバスを事前予約していました。
西ゲート行きのシャトルバスは大混雑。ぎゅうぎゅうに押し込まれ、まさに満員電車のような状態でのスタートでした。

ゲートに着くまでに体力を使うことに。
西ゲート前の入場待機
8時半ごろに西ゲート前に到着。
9時入場の列に並びましたが、すでに横には 10時入場の人たちの待機列ができていました。
9時前になると、まずはパークアンドライド優先入場の列が動き始め、警備員の「押さないでください!」「走らないで!」という声が響きました。
しばらくすると、私たちの列でも手荷物検査がスタートしました。検査自体はとてもスムーズで、前回も今回も検査の方はとても優しく安心しました。
ゲートをくぐった後も「走らないで!」と警備員さんの注意が飛び交っていて、万博らしい大混雑の朝がここからスタートしました。
午前:ドイツ・韓国・ネパール
ドイツ館
入場直後はあまり並ばずに入れる時間帯のため、人気のあるパビリオンを目指すことに。
真っ先にパソナへ向かいましたが、既に予約なし列に制限がかかっていました…。
すぐに家族みんなでドイツ館へ。こちらは朝イチ特権で待ち時間なしで入場できました!

ドイツ館はサーキュラーというキャラクター型のデバイスを持って、館内を体験するパビリオンでした。
館内のタッチポイントにサーキュラーを近づけると、その説明をサーキュラーがしゃべってくれました。
タッチするとサーキュラーの光る色が変わるので娘は大喜び。じぃじ、にぃにに抱っこして貰い一生懸命タッチして回っていました。
子どもも大人も楽しめるパビリオンで、大満足でした。

ヨルダン館・トルコ館・タイ館(両親・兄弟)
そのあと、夫の両親と兄弟は ヨルダン館の当日予約がとれたので一旦別行動に。
ヨルダンはスターウォーズのロケ地になった砂漠の国で、ヨルダンから運び込んだ本物の砂を敷き詰めたエリアが人気です。
ヨルダンの後にトルコ館とタイ館にも並んで入れたようです。
韓国館
10時過ぎ。私たち夫婦と娘は韓国館に並ぶことに。20分待ち位で比較的空いていました。
入口のところで機械に向かって答えた声が録音されていて、1つ目の部屋では参加者の録音の声を使った音と光の演出の展示がありました。
2つ目の部屋では、パイプに吹きかけた息が化学反応を起こしてシャボン玉になる演出。天井からシャボン玉が降ってくるのに室内の子どもは大はしゃぎでした。
最後の部屋では、前方と左右の壁一面の巨大LEDディスプレイで、近未来の韓国の暮らしとK-POPの映像を視聴。韓国らしさを感じることができました。
ネパール館
11時過ぎ。韓国館の後はサクッと入れそうなネパール館を見学。待ち時間もほとんどありませんでした。
展示品を見て回るタイプのパビリオンで、伝統的なネパールの工芸品等を見ることができました。
娘には少し退屈な内容だったかも。

お昼ごはんと大屋根リング
11時半頃、お腹がへってきたので昼食をとることに。
近くに大阪ヘルスケアがあったので、大阪ヘルスケア内にあるフードエリアへ。
手軽に食べられそうなbinbiのキンパとトルネードポテトをテイクアウト。
ただ、席の空きが無く、突然の大雨でスタッフさんに案内されて 大屋根リングの下でレジャーシートを敷いて食べることになりました。
混雑と雨をしのぎながらの昼食も、ある意味イベント感があって思い出に残ります。

午後:ペルー・ベルギー・インド・バーレーン
ペルー館
昼食後に雨が上がり、ペルー館に行ってみることに。
13時頃、ちょうど入場制限が解除されたタイミングだったのでスッと入場できました。
娘は早起きだったこともあり眠気の限界が。ペルー館では抱っこで爆睡でした…。
ペルー館では世界遺産のマチュピチュや風景を映像で鑑賞。
その他にも衣装や食べ物などの展示がされていました。

ベルギー館
ペルー館の後で、夫の両親・兄弟と再び合流しました。
合流後、14時頃にベルギー館に並びました。
昼頃から明らかに人が増えてきた印象で、どこのパビリオンも待機列がある状態になっていました。
ベルギー館は2時間待ちの案内でしたが、実際の待ち時間は45分程度でした。
入り口でスタッフの方にクッキーをもらいました!

ベルギー館のテーマは医療でした。あまり医療大国のイメージを持っていなかったので、学びになる内容でした。

インド館(バーラト)
15時半頃。インド館(バーラト)が待ち時間なしで入れそうだったので見学。
館内は人が多く混雑気味でした。
仏教の国らしい展示と、技術発展を感じさせる紹介がありました。

バーレーン館
16時過ぎ。予約なしで並べそうなところを探しましたが、インドネシアとスイスは長蛇の列で断念。
バーレーン館にたどり着き、80分待ちの案内だったので並ぶことに。実際の待ち時間は60分程度でした。
バーレーン館の外観は船をイメージして作られたものなのだそうで、展示も船や海に関連するものが多かったです。
現地博物館から持ち込んだ展示物は触ってもOKということで、貴重な展示物に触れられる良い体験になりました。
バーレーンの楽器も置いてあり、娘は嬉しそうに叩いていました。

娘の“姫対応”に家族総出
待ち時間のある行列では、娘はじいじが持参した折りたたみ椅子に座らせてもらいました。
列が動く度に、夫の兄弟に椅子を運んでもらっていました。
さらに、待ち時間に退屈しないよう大好きなトミカをプレゼントしてもらったり、お菓子や自分のラムネをみんなに配ったり、ハンディーファンで涼んだりしてご満悦。
眠くなると夫に抱っこされて寝てしまう…。
みんなに支えてもらう光景に、家族旅行らしい温かさを感じました。
花火の前にお別れ
18時頃。夜の花火が始まる前に、夫の両親と兄弟とお別れしました。
パビリオンに並ぶか悩みましたが、せっかくなので大屋根リングに上がり花火を観ることに。
花火は5分間でしたが、見応えのある内容でした。
花火終了直後は階段・エスカレーターは大混雑でした。
夜のドラマ:ガス館からパソナ館
ガスパビリオンの予約が・・・
花火の後、7日前抽選で予約していたガスパビリオンのスマートデバイス枠へ。
入口で受付をしたところ、「申込枠が間違っているので無効です」と衝撃の宣告が。
娘が参加できるようスマートデバイス枠で申し込んでいたのですが、実際は7日前抽選には健常者のスマートデバイス枠が存在していなかったようで入れてもらえず…。当日まで全く気づかず、最後に希望が打ち砕かれてしまいました。
まさかのパソナ館
一番の楽しみがなくなってしまい魂の抜けた夫と「バスの時間もあるし、もう帰ろうか」と肩を落として西ゲートに向かって歩いていると、目の前でパソナパビリオンの待機列制限が解除されて並べるようになっていました!
すぐに列に入り並びました。
実はパソナ館は今回一番入りたかったパビリオン。朝一と昼前にも並べないか確認しに来たのですが、タイミングが合わず断念していました。最後の最後に奇跡的に入ることができるようになり、とてもラッキーでした。
パソナ館は民営企業のパソナが出展しているパビリオンです。
パソナは兵庫県の淡路島に本社を置く企業で、ニジゲンノモリやHELLO KITTY SMILEなど、淡路島の地方創生に貢献しています。
パソナ館ではアトムとブラックジャックがナビゲーターになって、未来の先端医療について展示していました。
iPS心臓とiPS心筋シートが目玉の展示で、医療技術の進歩を感じることができました。
その他にもロボットアームの手術装置や健康状態をモニタリングできるベッドなどの展示もされていました。
最後にネイチャーバースショーがあり、巨大な複合キューブ型のLEDモニターで、アトムとブラックジャックと「いのちありがとう」のテーマの映像ショーを楽しみました。

帰りのシャトルバスの時間変更
元々19時台に桜島行きのシャトルバスを予約していたのですが、パソナに入ると恐らく間に合わなくなってしまいます。
パソナに並んでいる間に、20時台のバスのキャンセル枠が出ているのを見つけ予約の取り直しに成功!
おかげでパビリオンを焦らず回ることができ、終わった後もゆとりを持ってバス停まで向かえました。
夫にとって念願のパビリオンに入れて、最高の形で締めくくることができました。
今回役に立ったもの
- コンビニのおにぎり(小さな保冷バッグ入り):お米は想像以上にエネルギー補給してくれます
- 無印のバームクーヘンミニ:小腹が空いたときに、娘も大好きです
- 娘用ゼリーやジュース:列に並んでいるときに活躍
- 小さめペットボトル:マイボトルではなく、軽いペットボトルに。なくなったら継ぎ足しや買い直しでき、娘はストラップで首からぶら下げて持ち歩いてくれました
- 日傘兼折り畳み傘:雨と日差しの両方に対応できたので助かりました
▶️【日傘&雨傘どっちも欲しい人へ】KONCIWA折りたたみ傘2タイプ比較レビュー - レジャーシート:座る場所がないときに活躍、雨の後に椅子に敷いて濡れないようにすることも
食べ物・飲み物をしっかり準備していたおかげで、大混雑の待ち時間でも安心でした。
パビリオン攻略のポイント
予約なしでパビリオンに行こうとすると、列の最後尾がどこか探すのも大変で、たどり着いても規制中で並べないこともありました。
私たちが今回入れたペルーやパソナのようにタイミングが合うこともありますが、「いつから並べるのか」は教えてもらえないので、狙いを定めるのは難しいのが実情です。
ただし、並べるパビリオンもあります。
今回は ベルギー館とバーレーン館で列に並ぶことができました。
待ち時間は長かったですが、「短い列を探して歩き回るより、並べるところでしっかり待った方が結果的に満足度が高い」と感じました。待ち時間は近くの警備員さんに聞くのが一番です。
並べるタイミングを待つために通路やその周辺で待機している人も見かけましたが、並べるように制限解除された瞬間、一斉に走ってきたりしてかなり危なく感じました。警備員の方もよく見ていて警戒し、歩行者に危険がないように配慮されていましたが、安全に楽しむためにもこのやり方は避けた方が安心です。
帰宅方法の注意点
万博内では何度も「来場者が多いので帰宅難民にならないようにご検討ください」という旨のアナウンスがありました。
夜まで楽しむ場合は、帰り方をあらかじめ決めておくことが大事です。
東ゲートからの帰宅は電車があるので比較的安心。家族(夫の両親・兄弟)も東ゲートから電車で帰りました。
一方で、私たちは桜島駅前のホテルを予約していたため、西ゲートから帰ることが必須でした。
西ゲートからの桜島駅行きのバスは、事前に予約していれば時間にさえ遅れなければ安心して利用できます。
私たちは当日キャンセル分で時間変更にも成功しました。
わたしたちの帰りのバスは、余裕がありほとんどの人が座れていて、娘は窓の景色を楽しみながら万博にお別れしました。

ただし閉幕が近づいてきてからは、西ゲートのバスがなかなか予約できなくなっています。
最初はタシーを予約していましたが、前日にキャンセル枠で19時台のバスを予約できたためタクシーをキャンセル。
さらに当日はパソナの待機中に20時台のバスへと変更できました。
いくつか帰宅方法をシミュレーションしておくと安心です。
タクシーは便利そうに思えますが、乗り場が西ゲートから意外に離れていて利用しづらいと感じました。
とくに西ゲートから帰る予定の人は要注意。
もし西ゲートで帰宅手段を逃してしまうと、東ゲートまで戻る必要があり、しかも東ゲートから駅までは距離があるので負担が大きいです。
帰宅方法ばかり気にすると楽しめなくなってしまいますが、やっぱり家族と事前に「どう帰るか」を決めておくのは安心につながると実感しました。
まとめ:ハプニングごと楽しめた万博
1回目は夫の両親と、2回目は大人6人+娘で。
半年以上前から夫が調べて予約してきた万博は、抽選ミスや大行列などハプニングもありましたが、それすら笑い話になる大切な思い出になりました。
パビリオン予約が取れなくても、タイミング次第で楽しめるのが万博の魅力。
そして万博が終わった後、夫は万博ロスに笑
これからどう過ごすか…その話はまた次回の記事で書いてみたいと思います。
この記事が、あなたをやさしく後押しする”そよかぜ”になりますように。それでは!

これから最後の万博に行く人は、ぜひ楽しんできてください!
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